6年生理科 石ころと地層観察学習
9月17日(木),6年生は理科の授業で午前中,石ころと地層観察学習をしました。屋久島地学同好会の中川氏を講師に招き,校区内の主なところを見て回りました。
1 車で出発する前に,早速,役場本庁の玄関前に敷き詰められている敷石について話がありました。 ~名前は?(花崗岩),なぜ色が変色しているの?(含有されている鉄分が錆びてきたため)等 地層について興味・関心を高める話をしてもらった後,車に乗って出発しました。
2 まず,地層とは何なのか知るために,役場本庁横の段丘礫層に行って地層についての説明(物,でき方,順番等)を受けた後,簡単なスケッチをして土のサンプリングをしました。
3 次に,屋久島の成り立ちを体感するために,今年5月に県文化財登録を受けた早﨑鉱山跡で地層観察を兼ねて,4000万年前の海底地層を貫く石英脈群を観察しました。
4 次に,火山灰と地層の観察のために,小瀬田火砕流堆積物と呼ばれている場所に行きました。58万年前の火山噴射物によりできた地層を観察し,土のサンプリングをしました。地層は,火山爆発により空から降り積もってできるものもあることを学びました。
5 最後に,学習のまとめとして,石ころ観察や地層の成り立ちを読む学習をするため,男川河口(川の水が海に流れる海岸)で石ころ採取をしたり,近くの養殖場下の地層を読んだりしました。
時折雨の降る日でしたが,なぜか子どもたちが外で活動する時になるとほとんど雨が止んでいるというとても幸運な日でした。今日の体験学習は(地層)単元の導入が目的でしたが,講師の中川氏の素晴らしい指導で,単元の導入とは思えないほど充実した大変良い勉強ができました。子どもたちは,地層に対する知識も増え,興味や関心も高まり,来週からの地層の学習をとても楽しみにしています。