12月10日(金)に,トビウオ漁師さん,一本釣り漁師さん,お魚マイスターさん,熊毛支庁水産課の方々を講師にお招きして,3・4年生に,魚の出前授業をしていただきました。
まず,屋久島の水産業について話していただきました。一湊・安房・栗生それぞれの漁港の特色や屋久島でよくとれる魚についてなど,興味深い話をたくさんしていただきました。
屋久島で一番たくさん獲れる魚はトビウオで,令和2年は244トン,学校のプール1杯分ほどにもなり,日本にいる31種類のトビウオのうち,屋久島町に30種類いるのだそうです。

トビウオ漁師さんには,ロープ引き浮き敷き網漁について,魚を追い込む様子がよくわかるイラストやトビウオがたくさん獲れた時の写真などを使って,説明していただきました。
ロープの長さは1500mほどにもなり,ときにはカジキなど大きな魚が獲れることもあるのだそうです。

一本釣り漁師さんには,実際に使っているおもりやはり,しかけを見せていただきながら,釣り方を説明していただきました。
子どもたちは大きなはりを実際に手に取って,びっくりしている様子でした。


そして,お魚マイスターの先生の説明を聞き,実際に魚を使った調理に挑戦しました。
トビウオのすり身とチーズを春巻きの皮に包みました。魚の先生方に手を取りながら指導をしていただき,みんな上手に包むことができました。

持ってきていただいた魚の解体ショーも見せていただきました。9キロのカンパチです。


たくみな包丁さばきで,あっという間に,きれいな切り身になりました。


子どもたちからもたくさんの質問が出され,魚や水産業,魚料理について,たくさん知り,興味関心も大変広がりました。3時間の授業があっという間で,子どもたちみんな大喜びでした。
5名の講師の先生方,本当にありがとうございました。